求める資質
現場で働く薬剤師の代表的な仕事と言えば調剤ですが、患者さんが服用する医薬品を薬学の専門家として扱うので、慎重に尚且つ正確に行わなければなりませんし、間違いは許されません。
医薬品の調剤は細かい作業で、同じことを繰り返して作業をするために、集中力や注意力が必要とされ、患者さんに合わせて薬の効果や服用方法を分かりやすく説明する仕事も重要で、患者さんとのコミュニケーション能力も大切なポイントになってきます。
これからの薬剤師は医療人として知識はもちろん、技術や実践的な言動の3つが必要で、言い換えると、専門的な知識や技術を基本に、直向きに努力する気持ちで行動することが求められています。
以前までの薬剤師は、医薬品や医薬品成分の体内での動態に関する知識や、調剤技術などを身につけることが重要視されてきましたが、医薬分業が確立し、医療制度の内容を改めるなど、薬剤師を取り巻く周囲の環境変化から、より患者さんに近い存在になり、要求される仕事内容も変貌を遂げています。
また、薬剤師がいつ患者さんの立場になるかも分からないですし、患者さんの価値観や期待を理解し要望に少しでも応えて上がられるように、いつも自分の経験開発を積極的に行う姿勢が大切です。
時には、自分と向き合うことも大切で、自分は何を大切にしているのか、何が出来るのか、何をしたいのか、目標は何か、薬剤師を目指したときからの自分を振り返り、客観的に自分を見ることで、本当の自分を知ることが出来ます。
6年制がスタートして
薬剤師を育成する薬学部において、課題とされていた修業年の延長ですが、2004年から6年制への移行が決定し、薬系大学をとりまく環境は大きく変わり始め、教育審議会は薬学教育の改善を持って、薬学教育に対する修業年限を6年と4年とする新体制の勧告を行いました。
これにて、薬剤師法と学校教育の改正が行われるようになり、薬系大学は6年制のカリキュラムが薬剤師養成を目的とすることが位置付けられ、一方の4年生の学部は、創薬研究分野を含む多様な分野の人材育成を目的として位置付けられました。
薬系大学や薬学部の6年間は、他の大学生とは違いとても忙しく、卒業するまで勉強の日々を送ることになりますが、薬剤師の資格を手にするまで頑張って下さい。
しかし、国家試験を合格したからと言って、勉強が終了するわけではなく、現場で働き始めてからが本当の学びなのです。